生物多様性に配慮した取り組みが評価され、第三者認証(ABINC「いきもの共生事業所」)を取得しました。

  • 2021-03-11
  • 社会

ローム株式会社は、本社周辺での生物多様性に配慮した環境保全の取り組みが高く評価され、このたび、一般社団法人 いきもの共生事業推進協議会(ABINC)*1 の「いきもの共生事業所認証」を取得しました。

ABINC認証は、一般社団法人 企業と生物多様性イニシアチブ(JBIB)*2 が開発した「いきもの共生事業所推進ガイドライン」に基づき、生物多様性に配慮した緑地づくりや管理・利用などの取り組みを第三者評価・認証する、2014年から始まった認証制度です。

今回は、京都市内にありながら纏まった豊かな緑地を創出しつつ良好に維持管理し、生物多様性の向上や街並み景観に貢献していることが高く評価されました。

【ロームの緑化活動とその背景】
1960年代以降、ロームは現在と同じ京都に本社を構えています。当初は、抵抗器の小さな工場だけでしたが、半導体への進出など事業規模の拡大に伴い、敷地や工場も少しずつ大きくなっていきました。ただ、これは同時に、町の中に無機質な工場が増え、景観が損なわれることにもつながってしまいます。
この課題に対し、「常に地域社会との信頼関係を大切にしたい」という強い思いから生まれたのが、本社周辺の緑化整備計画でした。コンセプトは「森の中の工場」。
道行く人々に季節を感じていただける景観づくりを目指し、1980年代から四季を彩る様々な木々を植樹し、歩道の整備にも取組みました。そして、1995年には落葉で寂しさが増す冬の季節にも地域の皆さんに楽しんでもらえるようにとイルミネーションをスタート。今では、春は桜や新緑、夏は青々とした緑、秋は金色の並木道、そして冬はイルミネーションの暖かな灯りによる美しい街路樹と、四季折々の景観を楽しんでいただけます。
さらに、この「森の中の工場」は、自然との調和がもう1つのコンセプトとなっています。自然資本は、企業にとって重要な経営資源の一つです。ロームグループは、生物多様性が生み出す自然の恵みを受けて事業活動ができているということを認識し、地球環境をより良い状態で次世代に引き継いでいくことを責務としています。「森の中の工場」はまさに自然循環との調和を目指した取組みであり、何本も続く並木道は鳥たちの羽休めや生物の棲家となるなど、動植物が生息できる都市の中の樹林地にもなっています。

ロームグループは、地球の生物多様性が生み出す自然の恵みから事業活動に必要な資源やエネルギーはもちろん、様々な恩恵を受けていることを認識し、地球環境をより良い状態で引き継ぐため、自然循環との調和を目指した活動を、今後も積極的に行ってまいります。

*1 ABINC(Association for Business Innovation in harmony with Nature and Community)一般社団法人 いきもの共生事業推進協議会
いきものと人が共生できるしくみを「創造」し、科学的・技術的に「検証」し、「事業化」を推進することを目的とする団体。
http://www.abinc.or.jp/

*2 JBIB(Japan Business Initiative for Biodiversity)一般社団法人 企業と生物多様性イニシアチブ
多様な企業が情報を共有し、国際的な視点に立って共同で生物多様性の保全に関する研究を進め、真に生物多様性の保全に貢献する取組を進めることを目的とする団体。
http://jbib.org/

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