調達マネジメント

サステナブルな社会に向けての取組み

ロームグループは、創業以来、ステークホルダーである皆様の生活をより便利に、そしてより豊かにできる商品を社会に提供することを企業目的に掲げ、事業活動を行ってまいりました。社会のニーズに応えられる高品質な商品を安定的に世の中に送り出すには、強固な調達体制の確立が不可欠です。そして、その実現のためには、お取引先様との強いパートナーシップの構築が欠かせません。ロームグループは、お取引先様を重要なパートナーとして認識し、信頼関係・協力関係を基本軸として、持続可能な調達の実現を目指しています。

また、経済のグローバル化の拡大に伴い、国際紛争や自然災害、人権侵害、感染症などが世界レベルで深刻化し、地球の存続を脅かす事態となってきています。これらの社会課題は、グローバルかつ複雑化されたサプライチェーンにも影響を与える大きなリスクとなります。従来の製品品質(QCD)のみならず、事業継続性、環境面、労働・人権面での課題に対してもサプライチェーン全体で取組み、ロームグループの経営品質を向上していかなければなりません。

このような背景を受け、ロームグループでは、重要なパートナーであるお取引先様と共に、「相互信頼・相互繁栄」の概念のもと、高品質な商品を社会に提供するため、社会からの期待に応える調達体制の確立、そして健全なサプライチェーンの構築に取組んでいます。

【達成目標】

ロームは、2021年に始動した中期経営計画を達成する上で、重要な課題として「持続可能なサプライチェーン」を挙げると共に、2025年度の達成目標を策定しました。
社会とロームの持続成長を目指し、取組みを進めてまいります。

持続可能なサプライチェーンマネジメント
取組み背景・課題 社会のニーズに応えられる高品質な商品を安定的に世の中に送り出すには、強固な調達体制の確立と、重要なパートナーであるお取引先様との強いパートナーシップの構築が欠かせません。
また、昨今事業継続リスクの脅威となっている自然災害や感染症に備え、高品質な商品を社会に提供するためには、品質、安全・環境・人権・BCMの点から、ロームグループを取り巻く全てのお取引先様と共にマネジメント体制を構築し、サプライチェーン全体での経営品質を向上させることが不可欠です。
お取引先様と共に、「相互信頼・相互繁栄」の概念のもと、高品質な商品を社会に提供するため、社会からの期待に応える調達体制の確立、そして健全なサプライチェーンの構築に取組みます。
テーマ
  • BCM体制の強化
  • グリーン調達の推進
  • CSR調達活動の推進
達成目標
(達成年度:2025年度)
  • ➀-1.購買先活動総合評価実施済みのサプライヤーからの購入比率90%以上
  • ➀-2.Tier1サプライヤーの生産拠点調査100%
  • ➀-3.重要サプライヤーの有事対応における事前合意率100%
  • ➁環境管理体制自己評価合格率100%
  • ➂CSRセルフアセスメント結果B以上のサプライヤーからの購入比率90%以上
2021年度実績
  • ➀-1.購買先活動総合評価実施済みのサプライヤーからの購入比率:91.6%
  • ➀-2.Tier1サプライヤーの生産拠点調査率:25.0%
  • ➀-3.重要サプライヤーの有事対応における事前合意率:0%
  • ➁環境管理体制自己評価合格率:94.9%
  • ➂CSRセルフアセスメント結果B以上のサプライヤーからの購入比率:90.1%
2022年度目標
  • ➀-1.購買先活動総合評価実施済みのサプライヤーからの購入比率:92.0%
  • ➀-2.Tier1サプライヤーの生産拠点調査率:50.0%
  • ➀-3.重要サプライヤーの有事対応における事前合意率:50.0%
  • ➁環境管理体制自己評価合格率:95.0%
  • ➂CSRセルフアセスメント結果B以上のサプライヤーからの購入比率:65.0%
  • ※➂のみグループレベルでの目標。2023年度より全ての目標値をグループレベルに設定予定。