ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組み

人財マネジメント

基本方針、考え方

私たちは、各国・各地域の文化・宗教・慣習・制度などを尊重し、価値観の多様性を理解した上で行動するように努めます。
また、人を最も大切な財産(人財)ととらえています。個々の豊かな才能を持つ人財が集まり、チームワークを発揮すれば、無限の可能性が広がっていく、と確信しています。
更には、さまざまなバックグランドを持って活躍する社員が多いロームでは、「ダイバーシティ(多様性)」をお互いに「インクルージョン(受容)」することで、更なるイノベーションを生み出すことが重要ととらえています。

社長メッセージ

ロームの企業目的には「健全かつ安定な生活を確保し、豊かな人間性と知性を磨き、もって社会に貢献する。」「広く有能なる人材を求め、育成し、企業の恒久的な繁栄を礎とする。」、経営基本方針には社会への貢献、および企業の繁栄を支えるのは何よりも「人財」であることを明記しています。

ますますグローバル化が進む現代において、さまざまな価値観や考えを有した多様な人財がそれぞれの個性や能力を存分に発揮し活躍することの重要性は、日を追うごとに増しています。われわれ企業にとってその環境を整えることは大きな責務です。
ロームはこれからも、社会課題を解決しつつ企業活動を実践する「CSV」実現に向け、創業当時より掲げる「企業目的」に基づき、高品質かつ革新的な製品の提供を通じて文化の進歩向上に貢献していきます。このミッションをより推し進めるためには、これまでの企業活動で培った経験のみにとらわれない、より高い生産性を実現する働き方と多彩な人財による活躍を実現できる環境が必須となります。
この考え方に基づき、ロームでは全社横断的な組織である「働き方改革委員会」を発足し、会社と社員の循環的な成長が実現できる環境の構築を進めています。

現状

ロームグループ 地域別従業員比率

  • 各区分に属する主な国または地域は次のとおりです。
    米州:北米、中米、南米を含む
    欧州:ヨーロッパ、ロシア、アフリカ、中東を含む
    中華圏:中国、台湾、香港を含む
    東南アジア他:東南アジア、韓国、インド、オセアニアを含む
2018年3月末時点

ローム本社 雇用状況

  • 2018年3月末時点
  • 2018年3月末時点

働き方改革/ワークライフバランス

ロームでは、単なる労働時間の削減を目指すのではなく、付加価値(アウトプット)の向上に重点を置いた「働き方改革」を推し進めるため、2017年4月に、働き方改革プロジェクトを立ち上げました。
柔軟な働き方を推進し、社員が能力を十二分に発揮できる環境づくりを実現するため、様々な取り組みを進めています。

取り組み

テーマ 主な取り組み事項
① 組織風土/意識改革
  • ロームの「働き方改革」の目的や取り組みに関する社員への周知・浸透
  • 適切な労働時間や女性活躍に関する理解や意識改革
  • 会議効率化や作成資料の簡素化、報告方法等の見直し
  • 多面アセスメントやエンゲージメントサーベイの実施
② 制度改革
  • 配偶者の転勤等、ライフイベントに対応した制度の導入(再入社制度/勤務地変更制度)
  • 多様な働き方の実現に向けた制度の導入(時差勤務制度、インターバル制度、テレワーク制度等)
  • 本部/部門を超えた計画的なジョブローテーション制度の導入
③ 業務プロセス改革
  • 本社でやるべき業務の見極めやグループ内外を含めた業務委託
  • ICT化の推進(Office365利用徹底/全社視点でのシステム導入等)
  • 業務分析の実施による、業務フローの見直しや無駄な業務の排除
  • あるべきバリューチェーンに向けた、各職制の役割見直し/明確化

3つの取り組みを通じて会社全体の「イノベーション改革」を促進

イノベーション改革 これまで培ってきた、技術力や知識を徹底的に議論し、融合していくことにより、創造のブレイクスルーを起こす。
そして、技術者のみならず、常にチャレンジ精神を忘れず、夢を描き、イノベーションを起こすことで、新たな世界(市場)を創造する。

働き方改革/ワークライフバランス実現に向けた制度

ロームでは、多様な人財が活躍できる環境整備の一環として2018年4月より下記の制度を導入しました。

制度名 内容
フレキシブル・ワーク(時差勤務)制度
  • 業務都合によって、始業時間と就業時間を変更できる制度。17パターンの勤務時間を設け、始業時間は6:15~10:15の間で、15分単位で変更できることができる制度(所定就業時間は8時間)
インターバル勤務時間
  • 終業時間と翌日の始業時間の間を最低10時間あけることにより、休息時間を確保し、社員の健康障害を防止する制度。
テレワーク(在宅勤務)制度
  • 毎日通勤して働くことが困難であると判断される者を対象として、一定期間の限度を定めて、在宅しながら勤務することが出来る制度。
休職/休業制度
  • ライフイベントより就業できなくなる場合に、最大2年間の休職が可能。
U&Iターン制度
  • ①Uターン(再入社)制度:ライフイベントを理由とした退職後に本人が希望すれば再入社が可能。
  • ②Iターン(勤務地変更)制度:ライフイベントにより就業が難しくなった場合に、転居先にロームの拠点があれば異動が可能。
育児時短制度
  • 1日の所定労働時間のうち、2時間をこえない範囲内で15分単位での勤務時間短縮を行うことが可能。(従来は、始業後1時間、終業前1時間のうち15分単位)
  • 子どもが小学6年生まで取得可能とし、2週間からの申請が可能。
始業・終業時間の繰上げ繰下げ
  • フレキシブルワーク(時差出勤)制度に合わせて、18パターンでの繰り上げ繰り下げが可能。

女性活躍

ロームでは2017年6月に、女性活躍プロジェクトを立ち上げ、柔軟な働き方を推進し、社員が一人一人がライフスタイルに合った働き方で長く活躍できる環境の整備を目的に活動を進めています。

社内の意識改革からスタートするため、全社員を対象に、女性活躍に関する意識調査を実施しています。

社内ポータルサイトでの調査結果の開示

選択の多い女性の人生だからこそ、転機をサポートしてくれるような制度があれば続けやすいかもしれないです

女性活躍推進に関する行動計画

女性活躍推進法の施行(2016年4月1日)にあたり、行動計画を策定し社内外に公表しました。

これに加え、2017年度人事本部長方針には、次世代認定マーク(くるみんマーク)の取得を掲げており、女性活躍推進プロジェクトとともに、多様な価値観に合わせた働き方を実現するため、ロームは着実に動き始めています。

ローム株式会社 一般事業主行動計画(一部抜粋)

計画期間
2016年4月1日~2019年3月31日
当社の課題
  • 女性正社員数が少なく、管理職を目指す女性が少ない
  • 男性の育児休業取得者が少ない
目標
  • 新卒採用者の女性割合を35%以上に拡大する
  • 女性管理職候補者を育成する研修プログラムを導入する
  • 女性が働き続け、活躍できる支援制度を拡充する
  • 男性の育児休業取得者を増加させる

障がい者活躍

基本的な考え方

国内ロームグループでは、障がい者の方にも十分力を発揮できる職場環境を目指して、障がい者雇用に取り組んでいます。法定雇用率が1.8%から2.0%に引き上げになった2013年以前から2%以上の雇用率を維持しており、2017年度も国内グループ全体の雇用率は2.33%となっています。

シニア活躍

ロームでは高齢者雇用安定法に則り、定年後の継続雇用制度を導入しています。この制度は60歳以降も働くことを希望する社員には最長65歳まで雇用延長できるものです。2018年からは、定年後もより活躍できる職場環境づくりを目指して、定年再雇用制度を一部見直し、役割期待の明確化や処遇の改善を行いました。
合わせて、今後も、定年引上げも含めたシニア活躍に向けた体制づくりを進めていきます。
また、社員自らが自身のキャリアや自己実現について、主体的に考えていけるよう支援するため、定期的に年代別のキャリア研修を実施しています。年代によって異なる思いやニーズに沿った研修プログラムとすることで、社員一人一人にあったキャリア形成を支援する仕組みを整えています。

グローバル人財の活用

採用分野

ロームでは、グローバルビジネスの更なる拡大に向けて研究、技術、営業、管理とあらゆる分野で、当社が必要とする技術、専門知識を有する社員を、国籍を問わず採用できるような活動を推進しています。

タレントマネジメント

2017年度よりタレントマネジメントシステムを新しく本社全社員を対象に導入しました。2018年度以降、海外グループ会社にも順次展開予定で、ロームグループ全体で人財の見える化と育成、また優秀人財の発掘と登用を加速させるためのシステムとして活用していきます。

人財交流

2010年より海外グループ会社からの人財受入れを制度化し、グループ会社の人財開発に取り組みを加速させてきました。
以降、中国・ASEAN地域を中心に累計100名を超える社員を受け入れています。
この制度に参加した社員には、ロームの文化や働き方を感じ、学んでもらい、帰国後に自国の文化との融合をはかり、それを周囲に広めるローカルリーダーの役割を期待しています。
また、受入れによって日本側にも新しい文化の風を吹き込み、ダイバーシティを受入れる風土を培っています。
今後は受入地域・期間の拡大をはかり、より多様性に富んだ組織開発を推進していきます。